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執筆者
shimpei
細川真平 1964年生まれ。音楽ライター/エディター。
ジェフ・ベック、スティーヴィー・レイ・ヴォーン他のCD/DVDのライナーを手がける。また、音楽誌、ギター誌、ウェブ等にも幅広く執筆。
ギターは絶対ストラト主義。
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遥かなるスーパー・ディストーション
2013年01月21日
僕が高校生のころ(80年代前半)に、ギターのピックアップを替えるのが流行り出したような気がします。
ピックアップ交換なんて、今ではごく普通のことだと思うのですが、当時は割と新鮮な驚きがありました(僕の周りだけかもしれませんが)。
え、ピックアップって替えていいんだ? みたいな。

ディマジオが設立されたのが'75年、セイモア・ダンカンが'76年。
それから数年、'80年前後には日本の高校生アマチュア・ギタリストの間にも、ピックアップ交換の効果と重要性が浸透していたということなのでしょう。

一番人気はディマジオのスーパー・ディストーションでした。
会社は前述のとおり'75年の設立ですが、このピックアップ自体は'72年にリリースされており、史上初のリプレイスメント・ピックアップと言われています。
それまでは、ワイアーを巻き直すとか、こっちのギターのピックアップをそっちのギターの取り付けるとかはあっても、ピックアップ専門メーカーの、ある特徴を持って作られたモデルに付け替えるという発想はなかったわけですね。

このピックアップをストラト・タイプのギターのリアに載せる、もしくはエディ・ヴァン・ヘイレンの影響で、これ1基にしちゃう、みたいな改造が僕の周りでは(たぶん全国の高校生たちの間でも)流行りました。
友達から初めて音を聴かせてもらったときには、感動した覚えがあります。

わー、歪む!

当時の感覚では、もう歪めばエライみたいな感じでした(笑)。
大したアンプもなく、大した歪み系ペダルもなかった時代ですから(その大したことないと思っていたペダルを真空管アンプと組み合わせると極上のトーンが生まれる、なんてことが分かるのは遥か後のことです)。

ただ、僕はストラトにハムバッカーを載せるのが見た目的にどうしてもいやだったので(ストラト原理主義というわけではありませんが)、その代わりに(でもないか?)、スーパー・ディストーション2基搭載のアリア・プロIIのSGタイプを買いました。
いやもう、こいつはアホほど歪みました。
本当に名前どおり、スーパーなディストーションでした。

……すぐ飽きて、ストラトに戻りましたけど(笑)。
そのアリアのSGは違う高校の友達に売ったんですが、それからすぐに、彼がステージでスピーカーの上から飛び降りた際に(飛び降り失敗?)、ネックが折れるという最期を遂げてしまったそうです。

搭載されていたスーパー・ディストーションはどうなったのかなあ。
80年前半のスーパー・ディストーションなんて、今あればちょっと試してみたいですね。
続きを見る カテゴリ:六弦一会 記事リンク コメント(0) トラックバック(0)
みんなで限界を超えよう! Go to 11!
2013年01月07日
明けましておめでとうございます。
今年もTargieならびに当コラムをよろしくお願いします。

いきなり宣伝で申し訳ありませんが、1月26日に、『GoTo 11 ライブ版「ギター・マガジン・ディスク・ガイド」』というイベントを行うことになりました。
出演は僕と、ギタリストの美女丸(ex:カブキロックス)さん。
ギター・マガジンでお馴染みのリットーミュージックさんが協賛してくれています。
2人で、ギター名曲をかけながら、ギター話をしつつ、実際にギターも弾いちゃうという、ゆるくも楽しいイベント(になるはず)です。

詳細はこちらのサイトをご覧ください。
http://windplanning.jp/hp/Upcoming.html

ところで、“Go to 11”というフレーズにピンと来た方もいらっしゃるはず。
これは、架空のヘビメタ・バンドの架空のドキュメンタリー映画『スパイナル・タップ』に由来します。
ロック・ヒストリーにおけるさまざまなエピソードをコミカルにデフォルメして散りばめた、ロック・ファンにとってはたまらない作品なのですが、その中で主人公のギタリストが自分の機材を紹介するシーンがあります。
そこに出てくる彼のマーシャル・アンプは、ノブがすべて11まである特別製なんですね。
バカでかい音を愛するロック・ギタリストという設定に、思わずニヤリ、です。

そのシーンはこちら。


この映画は欧米ではカルト的な人気を誇っていまして、“Go to 11”は“限界を超える“という意味の熟語にまでなってしまったほどです。

というわけで、限界を超えるまでギターを愛し尽くすイベントになるはずです。
皆様のお越しをお待ちしております。

あ、“後藤くん11歳”という意味ではないので気をつけてくださいね(笑)。
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