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執筆者
Dr.StringsLove
ギターを愛するオヤジの味方、我々TARGIEが誇るギター博士、それがDr.StringsLoveであります。
1~10/15件
Real Vintage Sound! AKGとTARGIEのコラボ・プロジェクト「TARGIE Super Booster」
ColorsoundのPower Boostというエフェクターをご存じだろうか?
Tonebenderで名を馳せたSola Sound社が1970年に発表したブースターで、David GilmourやJeff Beckの足下に置かれたこともあったペダルだ。ちなみに同じColorsoundのOverdriverと中身は同一である。

オリジナルのペダルはトレブル、ベース、ボリュームの3ノブ。
ブースターといっても昨今流行のクリーン・ブーストの類とは全く異なるサウンドである。
繋いだだけでボリューム0でも音感的には10dbくらいアップした感じ。トーンの効きも良く、トレブルを持ち上げていくとハリのあるしまったサウンドになる。ボリュームを上げていくと、凄まじい音量となり、あるポイントから歪みが乗りだし、最後にはほとんどFuzzに近いところまで歪んでいく。
かつての歪まないアンプに繋いで使うのにはぴったりだったのだろうが、とにかくあまりに凶暴にブーストするため、使いづらいということでいつの間にか忘れられたエフェクター、それがこのColorsound Power Boostなのだ。80年代に入る頃からマスター・ボリュームが装着された形でリイシューされたのだが、人気は今ひとつ。日本に輸入されなくなってすでに久しい。

しかし、このペダルでしか得られないサウンドというものが確かにあって、それはオヤジ・ギタリストがかつて「こういう音で弾きたい」と思っていたサウンドそのものなのだ。今どきのペダルでこんな音が出るものはない。であれば、作ってしまえ!
というわけで、TARGIEはお馴染みアンプ・ビルダーのAKG工房にオリジナルのペダルの解析を依頼し出来上がったのが、今回ご紹介する「TARGIE Super Booster」だ。
そのプロトタイプのファースト・レビューを急遽行ったので、ぜひご覧いただきたい。





実はTARGIEでは現在このペダルを量産、発売すべく準備中だ。とにかく予想以上に素晴らしいサウンドが実現したため、ぜひ多くの人に使っていただきたいと考えている。
この1台にしか出せない本当にヴィンテージなロック・サウンドを手に入れたいギタリストの皆さん、続報をお待ちいただきたい。

TARGIE SUPER BOOSTERが発売になりました!

ギターの魅力を殺さない、極上の歪み。まさに「あの時代の」サウンド。
それでいてノイズレス、コンパクト、トゥルー・バイパス、DC供給可。
どこにもないオーバードライブです。ぜひお試し下さい!
<こちらから購入できます!>
2012年06月26日
続きを見る カテゴリ:EFFECTOR 記事リンク みなさんのコメント(0)
「アンプ・オーダーの楽しみ」AKGのオリジナルブリティッシュ系アンプレビュー!

AKG Original Order Tube Amp "Area 67-B"

たびたびTARGIE LABOでご紹介しているAKGアンプ工房は、基本的にオーダーメイドでアンプを製作している。定番のODSであっても、出力を変えたり、センド/リターンを設けたり、グリルやトーレックスの種類や色、柄を指定したりといったカスタム・オーダーが可能で、いわゆる「自分だけの1台」が実現可能だ。
しかし、本当の意味で「自分だけの1台」とは、やはりサウンドのイメージからスペック、パーツやデザインまですべてを指定したアンプではないだろうか。
今回ご紹介する「Area 67-B」は、これまたTARGIEではお馴染みのVANZANDT FREAKさんがAKG工房にフル・スクラッチでオーダーしたアンプである。
ギタリストなら一度は夢見る「マイ・オンリー・アンプ」はどのような過程を経て実現したのだろうか。
ほぼ完成というところまでこぎ着けた2011年夏、岩手県一関市の工房でオーナーと製作者に話を聞いた。



■    オーダーのきっかけと、どんな要望をされたのか、聞かせてください。

VANZANDT FREAK(以下VF)「長年色々なアンプを試してみて、そのどれでもない、自分だけのサウンドが欲しい、と思ったのがやっぱり一番のきっかけです。当初はフェンダーとマッチレス両方のサウンドが出せることを目指したのですが、AKGさんに相談したところ図体が馬鹿でかくなるし、値段も高くなりそうなので断念し、どちらかというとブリティッシュな、でもブリティッシュ風味のフェンダー…、なんというかVOX系のグラッシーなクリーンを出せつつ、ミッドに腰のある十分な歪みも出せるというサウンドに決めました。」

AKG「…そう言われてもダンブル系の音を追求してきた私には、全くピンと来ない(笑)。仕組みとしてはこれまで手がけてきたダンブルないしフェンダーとは、まずパワーアンプの作り方が全く異なります。それは電気的に色々検討し仕様を固めたのですが、不安だったのは最後の音色の追い込みです。とにかくそれに近いアンプの音源を山ほど送ってもらって、音のイメージを固めていきました。」


■    ほかにはどんな要望をされましたか?

AKG「まずは、デザイン(笑)。最初にサイズを12インチのコンボと決め、その上でどこにもないデザインをということでした。何となく「寄せ木」みたいな感じにしようということになり、3案ほどデザイン案を送ったでしょうか。最終的にはそれらを煮詰めていって、8案ほどに膨れあがり、最終的にデザインが決定しました。」

VF「12インチコンボのサイズもFender-Deluxeの容積にマジックがあると信じて同じサイズにしました。また、パーツの選定にもこだわりました。ぼくは全然電気的な知識はないので、単に見た目で(笑)中のコンデンサーをマスタード色のものにして欲しいと頼んだのですが、AKGさんに却下され、オレンジドロップに落ち着いたり、スピーカーも軽量で音が良いという評判のエミネンスにしようと考え、エミネンスのサイトで数あるスピーカーの音源を全て聴いて選んだり、という感じです。」



■    デザイン、確かにユニークです。

VF「TVフロント、なんだけど、ハードウッド(笑)。」

AKG「銘木店を経営している知人から良い材を仕入れることができたので…。ブビンガと長期間エアドライされたフィギュアード・メイプルで仕上げました。」

VF「AKGさんには、意味がないと嫌がられましたが、バックパネルや底板までエボニーも使った寄せ木のデザイン!(笑)」



■    仕上がりはいかがですか?

VF「想像以上のサウンドで、非常に満足しています。真空管をひいひい言わせているちょっとダークな歪みの感じ、イメージ通りのブリティッシュな音が出ています。Boost回路についても十分なGainを稼ぎながら、ギター側のVolを絞るとクリーンになるという難しいお題もクリアできましたし、またスピーカーの選定も間違っていませんでした。」

AKG「まあ、音については最後の最後まで悩みましたが…」

VF「でもね、昨日の夜に音出しをして、課題を洗い出して、今日にはそれが解決されているという。凄いですよね」


コントロールは左から、GAIN,OVERDRIVEスイッチ,TREBLE,BASS,MASTER。

■    AKG工房にアンプをオーダーする場合の予算と納期を大雑把で良いので教えていただけますか?

AKG「18Wのヘッドを想定しますと、ご予算は20万円くらいから、納期は4ヶ月ほどとお考えいただければ。」


■    最後に、オーダー・アンプの醍醐味について、聞かせてください。

VF「音の好みもこだわりも、好きな音楽やギター・機材の遍歴と共に変わっていくものだと思います。そのこだわりを全てとは言いませんが、見た目も含めて実現できるというところが何といっても醍醐味だと思います。逆に言えば、『全てお任せ』というような人だと、喜びも半減しちゃうかな、と。」

AKG「だからといって、アンプの仕様や電気的な知識を持っていないとオーダーできない、ということではないんです。VFさんのようにサウンドのイメージを音源で伝えてもらったりしてもいいですし、音に影響のあるパーツについて尋ねてもらってもいいです。あと、コントロールの回路も色々オリジナルのものを持っているので、私から機能や音の感じに関してご提案差し上げられることもあります。オプションでこんな機能が欲しい、というご要望も大歓迎です。」



最後に、VFさんのオーダー・アンプ「AREA67-B」の仕様は以下の通り。

出力: 18W, CLASS-A
プリ管:12AX7×4
パワー管:EL84×2
コントロール:GAIN、TREBLE、BASS、MasterVol、Boostスイッチ(Gain、Levelをそれぞれ設定してフットスイッチでON/OFF可能)
スピーカー:エミネンス・ガヴァナー(12inch)

<音源サンプル>

Collings 360 (Lollar Mini Hambacker) 

Bacchus ST model 

Provision TE model Getto Mod 
2012年02月29日
続きを見る カテゴリ:AMP 記事リンク みなさんのコメント(0)
ダンブル・クローンの決定打!AKGアンプ・レビュー PART2
ダンブル・クローンの決定打としてTARGIEが大推奨するAKGアンプのレビューを再びお届けする。
今回はOVERDRIVE SPECIAL 80年代モデルをピックアップし、スタジオに持ち込んで試奏を行った。
試奏を行ったギターは以下の2機種。
・Navigator ES-335モデル。70年代後半製
・Fender Vintage Telecaster (w/B-Bender) 91年製
キャビネットはCustom Audio Japan製クローズド・バック。EVM-12L搭載。
ポストプロでリバーブを加えてある。
 
ODS 80の主な仕様は以下の通り。
出力:18W/36W(今回は18Wで使用)
プリ管:12AX7 パワー管:6V6×4


AKGアンプは岩手県一関市の工房でAKG氏1人の手によってフル・ハンドメイドで作られる(木工、塗装まで全て1人で行っている)。
今回の震災でAKG氏の工房も被害を被った。また度重なる余震による停電にも作業を阻まれているとのことだが、工房の復旧も進み、改めてアンプづくりに熱意を燃やしているそうだ。
今後はマーシャル系など異なるタイプのサウンドにも挑戦したいと意気込むAKG氏。
極上のトーンと抜群のコスト・パフォーマンスを備えたAKG氏のアンプに興味をお持ちの方は、是非下記まで問い合わせてみていただきたい。

<お問い合わせ先>
a-akagi@muh.biglobe.ne.jp

赤木氏のホームページ「Mad Guitar」
 今までに彼が手がけてきた作品をつぶさに見ることができる。
赤木氏のブログ「Mad Guitar Blog」
 現在製作中の製品の進捗状況を見ることができる。

2011年03月22日
続きを見る カテゴリ:AMP 記事リンク みなさんのコメント(0)
TEXAS BLOOD WAH レビュー!
以前TARGIE LABOでご紹介したアンプ「KENTOS」のビルダーKazhee氏は、実はワウ・ペダル研究の第一人者でもあり、数々のワウのモディファイを手がけたり、雑誌に研究成果を寄稿したりもしているビンテージ・ワウ通なのですが、そのKazhee氏が満を持してオリジナル・ワウを発表しました。

名づけて「TEXAS BLOOD WAH」!

ビンテージ・ワウの美味しいところを詰め込んで、さらに使いやすくしたということで、
さっそくDr.Stringslove氏が入念にサウンド・チェックしました!
後半ではRMC Picture WAH, Budda WAHとの比較もやってますので、ぜひご覧下さい。

このワウについての詳細はKazhee氏のサイト「Texas Blood」に詳しく掲載されていますので、ぜひご覧下さい。
価格は29,800円
KENTOS AMPのサイトから購入できますが、残念ながら初期ロット10台は完売。
お問い合わせいただければ1〜2ヶ月の納期でお届けできる、とのことです。
2011年02月16日
続きを見る カテゴリ:EFFECTOR 記事リンク みなさんのコメント(0)
極上スウィート・トーン!ハンド・ビルド・アンプの新鋭AKG登場!
アレキサンダー・ハワード・ダンブルが作ったギター・アンプは「幻の」「奇跡の」といった形容詞で語られることの多いアンプである。Stevie Ray Vaughn, Santana, Larry Carlton, Robben Fordなど限られたアーティストだけが使用しており、そのいずれもトーンが抜きんでて素晴らしいことから、一層アンプの名声に拍車がかかっている。
しかしダンブル・アンプは市場に出回ることはほとんどなく、たまに販売されたとしても数百万円の出費を覚悟しなくてはならないことから、自然そのクローン、あるいは「ダンブル系」と言われるTwo Rock, Fuchs, Ceriatone, Bludotoneといったアンプが数々登場、人気を博する次第である。

岩手県一関市在住のアンプ・ビルダー赤木氏は元々大手電機メーカーのエンジニアで、ラリー・カールトン、ロベン・フォードなどのファンであったという。あるとき本物のダンブル・アンプに触れるチャンスを得て、彼もまたそのトーンの素晴らしさに魅せられた。反応の早さと豊かなミッドレンジ。トップにまとわりつく倍音感、ジューシーなフィードバック。クリーンなのかクランチなのか判然としない艶のあるサスティーン。明らかに普通のギター・アンプにないサウンドにショックを受けた赤木氏は自身の腕でその音を再現しようと決意したのである。
以来約10年。ダンブルの代表作「Over Drive Special」のクローンを中心にオリジナル・アンプの制作経験も積んだ赤木氏は、2010年11月、より幅広いクライアントに向けて本格的なアンプ製作に乗り出そうと一関に工房を新設した。TARGIEはいち早くその工房に乗り込み、AKGアンプの全貌をご紹介する。

出来上がったばかりの工房の2階フロアにはこれまでに赤木さんが製作した歴代の代表作が並んでいた。年代を追ってスペックをご紹介しよう。

1.    Soul Breaker


2004年に完成した初期モデル。ダンブルのサウンドをAKG氏が考案した独自の回路で再現しようとしたもの。
出力:50W
プリ管:12AX7 パワー管:6L6×2
コントロール:ゲイン・コントロール、ブライト、ディープ、ジャズ/ロック、トレブル、ミドル、ベース、スウィープ、ブースト、マスターVO
スピーカー:Electro Voice EVM12L

2.    Over Drive Special(80年代モデル)


最初に手がけたODSクローン。
出力:100W
プリ管:12AX7、12AT7(フェーズインバーターは12AT7と12AX7の切り替えスイッチ付き) パワー管:6L6×4
コントロールの詳細は映像で。

3.    Over Drive Special(80年代モデル)


ODSオリジナルに近いタイプ。背面パネルにエフェクト・ループを装備。(写真は背面)
出力:18W/36W
プリ管:12AX7 パワー管:6V6×4
コントロールの詳細は映像で。

4.    Over Drive Special(60年代モデル)


見た目にもこだわったモデル。
出力:50W
プリ管:12AX7 パワー管:5881×2
コントロールの詳細は映像で。

5.    Soul Breaker Sweet Tone 18


最新のオリジナル・モデル。その名の通り18Wの低出力ながら、ODS顔負けのサウンドを出すことができる扱いやすいアンプ。エフェクト・ループ装備
出力:18W
プリ管:12AX7 パワー管:6V6×2
コントロール:ゲイン、ブライト、ディープ、ブースト、カラー、トレブル、ベース、オーバードライブ、オーバードライブVO、マスター


※言い訳めいてしまうが、完成直後の工房内は全く何の音響処理も施していないため反響が非常に大きく、収録したサウンドはややブーミーで(特にオーバードライブ時)、ダイナミックレンジも狭いイメージのものとなってしまった。TARGIEでは近日中にODSクローンを再度借り受け、スタジオに持ち込んで再レビューに挑む予定だ。
AKG氏の製作するアンプは基本的にポイント・トゥー・ポイントのハンドワイヤリングである。また、ボディ、キャビネットの木工から、塗装まで全てを一人で行うのも特徴だ。このことからクライアントの幅広いオーダーに柔軟に応えることが可能となり、実際キャビネットの木材や塗装色、トーレックスの種類などの外観へのオーダーも多々寄せられる。
また、既存の様々なアンプをAKG仕様にカスタマイズ、モディファイすることも可能で、今までにフェンダーにODSを搭載したり、Marshall的なサウンド・ニュアンスを付加したODSといった変わり種、ODSのプリアンプを作成したこともある。さらにワウやオーバードライブなどのエフェクターも製作しており、これらも要チェックだ。
最後にAKGアンプの価格について触れておこう。
おおよそ各モデルの基本プライス(ヘッド)は以下の通り。そこにどのようなカスタマイズを施すかによって最終的な価格は変わってくるので詳しくは問い合わせて欲しい。

ODS:20万円~
Soul Breaker:18万円~
Soul Breaker Sweet Tone 18:18万円~

<お問い合わせ先>
a-akagi@muh.biglobe.ne.jp

赤木氏のホームページ「Mad Guitar」
 今までに彼が手がけてきた作品をつぶさに見ることができる。
赤木氏のブログ「Mad Guitar Blog」
 現在製作中の製品の進捗状況を見ることができる。

2011年02月01日
続きを見る カテゴリ:AMP 記事リンク みなさんのコメント(1)
ヨーロピアン・ハイエンド・エフェクト「G-LAB True Bypass Wah-Pad & Wowee-Wah」
ヨーロッパ製ハイエンド・エフェクター、今回もポーランドのG-LABから、ちょっと変わったユーティリティ的ペダルと、ワウ・ペダルの2機種をご紹介する。

1.True Bypass Wah-Pad



1つめは「True Bypass Wah-Pad」というペダル。これはG-Labの最初の製品である。
手持ちのワウをこの上に乗せると、足を乗せただけでワウを使うことができ、足を乗せなければトゥルー・バイパスとなる。シンプルなアイディアだがなかなか画期的なペダル。
ワウの音やせが気になる向きにはもちろん、足を乗せた瞬間ワウがかかるので、踏み込んでいない状態から演奏するなどの普通のワウでは難しい技も可能である。
標準小売価格は19,600円。

2.Wowee-Wah


そして、TBWPのノウハウを活かしたワウがこちら、「Wowwee-Wah」。
足を乗せた途端にワウのサウンドが使える、感圧センサー式。トゥルー・バイパスである点も同じだ。
サウンドはローノイズ。いくつかのセッティング・スイッチによってクリーン・トーンからディストーションまで、最適なかかり具合を設定できる。見た目はモダンだが、結構ビンテージな持ち味も感じられるサウンドだ。
ご紹介したベーシックなモデルの他、MIDIコントロールがついたもの、ベース向きのモデルなど全3機種のラインナップとなっている。実勢販売価格は28,000円前後。
お問い合わせはいずれのペダルもノイヴェラックスまで。
2011年02月01日
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ヨーロピアン・ハイエンド・エフェクト「G-LAB Smooth Delay SD-1」
ヨーロッパのエフェクターを紹介するこのシリーズ、第2回目はポーランドのメーカー、G-LABのディレイ・ペダル「Smooth Delay SD-1」をチェックしてみる。

SD-1は楽器のアナログ信号にデジタルのエフェクト音を加えるという「Max Analog」テクノロジーを採用。最近のディレイではStrymonのペダルなどにも似た技術が使われている。
豊富なサウンド・コントロールを装備、ヴィンテージ・ライクなアナログ・ディレイ・サウンドから、ハイファイなディレイ・サウンドまで幅広い音づくりが可能になり、デジタル特有の臭さや音やせも感じられない。
ディレイタイムは50ms-1280ms。トゥルー・バイパス設計。
ユーザビリティの高さは他のG-LABペダル同様で、フィードバックとディレイ・タイムのコントロールつまみは足のつま先で操作しやすいようラバーが貼ってある上、バックライトが点灯するため視認性も優れている。
他のG-LABペダルと接続し、セッティングをコントロールできる点もプロ仕様である。

G-LAB Smooth Delay SD-1
¥34,200(販売実勢価格)
お問い合わせはノイヴェラックス









2010年12月07日
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ヨーロピアン・ハイエンド・エフェクト「G-LAB DUAL REVERB DR-3」
最近アメリカのミュージシャンの足下にヨーロッパ製のエフェクターが並んでいるのを良く目にする。数え切れないほどの自国エフェクト・メーカーを差し置いて、何が彼らを惹きつけるのか、気になるところだ。そこで今回からしばらく、日本にも入り始めたヨーロッパのブランド2社のエフェクターを試してみようと思う。

まず最初にお届けするのはポーランドのメーカー「G-LAB」。
旧社会主義国時代からの歴史を有する精密機器メーカーの楽器部門として立ち上げられたブランドだという。それゆえ技術力は高く、感圧センサーによる操作制御やデジタル利用の信号処理、筐体の組み立て精度、強度などは既存のエフェクト・メーカーとは一線を画するものがある。
今回は数あるコンパクト・エフェクターの中からリバーブ・ユニット「Dual Reverb DR-3」を試してみた。
その名の通り、2チャンネル完全切り替え可能の便利なデジタル・リバーブで、アナログ信号を残しながら、エフェクト成分にだけデジタル処理を施した「MAX ANALOGテクノロジー」を採用している。トゥルー・バイパスである。
ちなみにこちらのリバーブ、先日取材したレネゲイド・クリエイションのロベン・フォードの足下にも置かれていた。
それではそのサウンドを聴いていただこう。
 


独特のメタル・スイッチが秀逸。
比較的軽めな踏み心地ながら、切り替え感がはっきりわかる優れもの。



Foot Pedalでチャンネル切り替えが可能なほか、
DelayペダルSD-1と接続して、連動切り替えも可能。
電源はDC-9Vセンターマイナスのアダプター対応。バッテリーは使用できない。

G-LAB Dual Reverb DR-3
¥28,900
お問い合わせはノイヴェラックス
2010年11月15日
続きを見る カテゴリ:EFFECTOR 記事リンク みなさんのコメント(0)
早すぎた名機・Carl Martin DeLayla & DeLayla XL ミニレビュー

空間系のエフェクターの選択は難しい。
色々種類はあるけれど、楽器店の在庫は限られているので試奏にも限界がある。つまみが多すぎて操作が難しそうだ。歪み系のエフェクターと比べ、レビュー記事も少ない。その上価格が高いので購入に度胸が必要だ。
優れものでありながら、あまり楽器店で見かけないレアなディレイのレビューをお届けしたいと考えたのはそんな理由からだ。ディレイ選びの参考にしていただければ幸いである。

今回レビューを試みるカール・マーチンの「ディレイラ」とその上位機種「ディレイラXL」は高機能ディレイとしてはもはやクラシックの部類に入る。
なんといっても一番の特徴は、テープ・エコーの「セカンド・ディレイ」を再現した「スラップバック」がついていること。
メインのディレイ・サウンドの内側に更に細かいディレイが入ることで、音の奥行きが格段に増すのだが、ストンプ・ボックスでこの機能を再現したものは少なく、仕方なくディレイを2台接続した経験のある人もいることだろう。これが1台で済み、オン・オフも可能、しかもスラップバックのタイミングも調整可能(XL)なのだから、素晴らしい。
また、タップ・テンポが可能(XL)、というのも魅力的だ。
基本的なディレイ・サウンドは十分に太く、ウォームだ。極端に音が劣化するということでなく、適度にハイが丸くなったサウンドだと思う。ヴィンテージ・テープ・エコーの再現といううたい文句にも納得できるサウンド・クオリティだと思う。


・DeLayla


・DeLayla XL


レビューではそれぞれのサウンドの試奏のほか、デジタルディレイや他のアナログディレイとの比較も行ったので、ぜひご覧いただきたい。


その他の特徴は以下の通り。
・MONO IN / MONO OUTである。凝った音像造りを試みたい向きにはやや不満が残る。
・AC100V駆動である。トランス内蔵のため重量も800gを超える。しかしそれによるサウンドの太さが本機の魅力の一端であることは否めない。
・ディレイタイムは20〜1000ms。

デジタル/アナログハイブリッドのディレイや、デジタルでもアナログライクなサウンドを作れるディレイ、プリセットメモリやルーパー機能を装備したディレイなど、多機能なディレイが百花繚乱の昨今、やや見劣りする部分があるかも知れないが、本当に自分の欲しいサウンドが明確にわかっている人には機能が絶妙に取捨選択された1台として候補に挙げられるのではないだろうか。機能、サウンド、操作性のバランスに優れた1台であり、隠れた名機、もしくは「早すぎた名機」という思いを強くした。

実勢価格はDeLaylaが35000円前後、DeLayla XLが41000円前後といったところ。
昨今の円高を考えるといささか高価だが、これは致し方ない。
また、すでに発売から時間が経っているため、在庫を見つけるのがなかなか難しい。発見したら幸運だと思ってぜひ試奏してみて欲しい。

<DeLayla XLホームページ>

2010年08月05日
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Mini Morley Wah & Mini Morley Volumeレビュー!
Morleyのワウ・ペダルといえばギア駆動のポットではなく、光学式のサーキットを採用し、ガリや機械的トラブルと無縁のペダルを作っていることでおなじみです。
また、スティーブ・ヴァイをはじめとするアーティストのシグネチャ・モデルも有名。
今回そのMorleyからMiniペダルのシリーズが発売されます。
とにかく一番の特徴はそのサイズ。
これらのペダルは大きく、重くてペダルボードの中でかさばってしまうものですが、このサイズならだいぶ助かります。
実際のサイズとサウンドはレビュー映像を見ていただくとして、ざっと仕様を。

Mini Morley Wah
・おなじみ光学式サーキット
・ビンテージ・サウンド
・電池交換が容易なイージー・アクセス・ドア

Mini Morley Volume
・光学式サーキット
・電池交換が容易なイージー・アクセス・ドア



7月上旬発売予定で、価格は予価ということで、ワウが16,000円前後、ボリューム・ペダルが15000円前後を予定しています。
両方とも今月26/27日開催予定のTokyo Guitar Showに出品されますので、是非手にとって試してみてください。

それでは、サイズ、サウンド、使い勝手を検証してみましょう!
2010年06月04日
続きを見る カテゴリ:EFFECTOR 記事リンク みなさんのコメント(0)