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極上スウィート・トーン!ハンド・ビルド・アンプの新鋭AKG登場!
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執筆者
Dr.StringsLove
ギターを愛するオヤジの味方、我々TARGIEが誇るギター博士、それがDr.StringsLoveであります。
<ヨーロピアン・ハイエンド・エフェクト「G-LAB True Bypass Wah-Pad & Wowee-Wah」 |TOP| TEXAS BLOOD WAH レビュー!>
極上スウィート・トーン!ハンド・ビルド・アンプの新鋭AKG登場!
アレキサンダー・ハワード・ダンブルが作ったギター・アンプは「幻の」「奇跡の」といった形容詞で語られることの多いアンプである。Stevie Ray Vaughn, Santana, Larry Carlton, Robben Fordなど限られたアーティストだけが使用しており、そのいずれもトーンが抜きんでて素晴らしいことから、一層アンプの名声に拍車がかかっている。
しかしダンブル・アンプは市場に出回ることはほとんどなく、たまに販売されたとしても数百万円の出費を覚悟しなくてはならないことから、自然そのクローン、あるいは「ダンブル系」と言われるTwo Rock, Fuchs, Ceriatone, Bludotoneといったアンプが数々登場、人気を博する次第である。

岩手県一関市在住のアンプ・ビルダー赤木氏は元々大手電機メーカーのエンジニアで、ラリー・カールトン、ロベン・フォードなどのファンであったという。あるとき本物のダンブル・アンプに触れるチャンスを得て、彼もまたそのトーンの素晴らしさに魅せられた。反応の早さと豊かなミッドレンジ。トップにまとわりつく倍音感、ジューシーなフィードバック。クリーンなのかクランチなのか判然としない艶のあるサスティーン。明らかに普通のギター・アンプにないサウンドにショックを受けた赤木氏は自身の腕でその音を再現しようと決意したのである。
以来約10年。ダンブルの代表作「Over Drive Special」のクローンを中心にオリジナル・アンプの制作経験も積んだ赤木氏は、2010年11月、より幅広いクライアントに向けて本格的なアンプ製作に乗り出そうと一関に工房を新設した。TARGIEはいち早くその工房に乗り込み、AKGアンプの全貌をご紹介する。

出来上がったばかりの工房の2階フロアにはこれまでに赤木さんが製作した歴代の代表作が並んでいた。年代を追ってスペックをご紹介しよう。

1.    Soul Breaker


2004年に完成した初期モデル。ダンブルのサウンドをAKG氏が考案した独自の回路で再現しようとしたもの。
出力:50W
プリ管:12AX7 パワー管:6L6×2
コントロール:ゲイン・コントロール、ブライト、ディープ、ジャズ/ロック、トレブル、ミドル、ベース、スウィープ、ブースト、マスターVO
スピーカー:Electro Voice EVM12L

2.    Over Drive Special(80年代モデル)


最初に手がけたODSクローン。
出力:100W
プリ管:12AX7、12AT7(フェーズインバーターは12AT7と12AX7の切り替えスイッチ付き) パワー管:6L6×4
コントロールの詳細は映像で。

3.    Over Drive Special(80年代モデル)


ODSオリジナルに近いタイプ。背面パネルにエフェクト・ループを装備。(写真は背面)
出力:18W/36W
プリ管:12AX7 パワー管:6V6×4
コントロールの詳細は映像で。

4.    Over Drive Special(60年代モデル)


見た目にもこだわったモデル。
出力:50W
プリ管:12AX7 パワー管:5881×2
コントロールの詳細は映像で。

5.    Soul Breaker Sweet Tone 18


最新のオリジナル・モデル。その名の通り18Wの低出力ながら、ODS顔負けのサウンドを出すことができる扱いやすいアンプ。エフェクト・ループ装備
出力:18W
プリ管:12AX7 パワー管:6V6×2
コントロール:ゲイン、ブライト、ディープ、ブースト、カラー、トレブル、ベース、オーバードライブ、オーバードライブVO、マスター


※言い訳めいてしまうが、完成直後の工房内は全く何の音響処理も施していないため反響が非常に大きく、収録したサウンドはややブーミーで(特にオーバードライブ時)、ダイナミックレンジも狭いイメージのものとなってしまった。TARGIEでは近日中にODSクローンを再度借り受け、スタジオに持ち込んで再レビューに挑む予定だ。
AKG氏の製作するアンプは基本的にポイント・トゥー・ポイントのハンドワイヤリングである。また、ボディ、キャビネットの木工から、塗装まで全てを一人で行うのも特徴だ。このことからクライアントの幅広いオーダーに柔軟に応えることが可能となり、実際キャビネットの木材や塗装色、トーレックスの種類などの外観へのオーダーも多々寄せられる。
また、既存の様々なアンプをAKG仕様にカスタマイズ、モディファイすることも可能で、今までにフェンダーにODSを搭載したり、Marshall的なサウンド・ニュアンスを付加したODSといった変わり種、ODSのプリアンプを作成したこともある。さらにワウやオーバードライブなどのエフェクターも製作しており、これらも要チェックだ。
最後にAKGアンプの価格について触れておこう。
おおよそ各モデルの基本プライス(ヘッド)は以下の通り。そこにどのようなカスタマイズを施すかによって最終的な価格は変わってくるので詳しくは問い合わせて欲しい。

ODS:20万円~
Soul Breaker:18万円~
Soul Breaker Sweet Tone 18:18万円~

<お問い合わせ先>
a-akagi@muh.biglobe.ne.jp

赤木氏のホームページ「Mad Guitar」
 今までに彼が手がけてきた作品をつぶさに見ることができる。
赤木氏のブログ「Mad Guitar Blog」
 現在製作中の製品の進捗状況を見ることができる。

 
2011年02月01日
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マーシャル風味ODS
byゲスト: 2011年02月14日 22時07分
はじめまして、AKGメイドのマーシャル風味ODSをオーダーした者です。

赤木氏のアンプ、ダンブルトーンを求める人には必ず期待に答えてくれるアンプだと思っています。
皆さんそれぞれのダンブルのイメージがあると思いますが、例えばyoutubeの100wベージュトーレックスVOXクロス、あの音。。。
セリア◯ーンやフュー◯スの音と同じに聞こえますか?

あの音、出ちゃいますよ、赤木氏のアンプ(笑