松原正樹インタビュー＆ギター・ギャラリー2009

2016年に急逝した松原正樹氏のコンテンツを一挙公開します。
TARGIEのスペシャル・コンテンツ「My Guitar, My Life」のインタビューを3本、ソロ・デビュー30周年記念ライブDVD「30th Anniversary Live」の発売に合わせたインタビュー1本の計4本の動画に加え、取材時に撮影した松原氏所有の愛器の画像をギャラリーとしてご紹介します。
日本のポップ・シーンに大きな足跡を遺した松原正樹氏の魅力の一端に触れていただければと思います。

日本を代表するセッション・ギタリスト、松原正樹。
松任谷由実、ハイファイセットなどのポップスから、松田聖子はじめアイドルたちのヒット曲まで参加楽曲は数万曲を超える。つまり日本人なら必ずどこかで聴いたことのあるギター、ということだ。
それほどまでにアーティストに愛され、私たちを虜にする彼のギターの秘密とはなんなのか？いったい音楽の原点はどこにあるのか？このロング・インタビューで、その謎の一端に迫ります。
旧TARGIE SPECIALより

70年代から日本のミュージック・シーンをギター1本で支えてきた松原正樹。暖かいトーン、唄心溢れる伸びやかなフレージング。彼のギターは日本のポップ・ミュージックの歴史になくてはならない唯一無比のサウンドだ。
松原が1978年にソロ・デビューを果たしてから30年の昨年11月、東京・六本木スィートベイジルでアニバーサリー・ライブが行われた。噂が噂を呼びチケットは完売。それでも当日はキャンセル待ちの長い列が店を取り巻いたという。それもそのはず、松原正樹30年のキャリアのショーケースとして完璧なメンバーが集められたのだ。リズム隊には渡嘉敷祐一と岡沢章。パラシュート仲間の今剛、井上鑑、そしてマイク・ダンも参加。奥方南部昌江がキーボードで脇を支え、ゲストボーカルに佐藤竹善（シング・ライク・トーキング）が登場…
ソロアルバムや最新の「HUMARHYTHM」からのナンバーはもちろん、パラシュートの名曲の数々も惜しみなく披露され、オーディエンスは珠玉のギター・サウンドに酔いしれたのだった。
それから半年。この伝説の一夜の模様を収めたDVDとCDがついに発売された。
MCも含めたフル・セットを収めた贅沢さ。ギター好きも納得の映像、カメラワーク。日本のライブDVDとしては比類のない完成度の本作にはギタリスト松原正樹ならではのこだわりが感じられる。
そこでTARGIEでは松原正樹への超ロング・インタビューを敢行、松原所有のスタジオを訪ね、今回のDVDにかけた思い、使用楽器や機材などについてじっくり話を聞いた。当日実際に使用した機材を前に、時にギターをつま弾きながらというTARGIEならではのインタビュー。松原ファンのみならず、広くギター・ファン必見の内容となっている。
旧TARGIE 「30th Anniversary Live DVD」発売記念インタビュー・コンテンツより