TOKYO GUITAR SHOW 2011 AGAIN!

REPORT&REVIEW

TOKYO GUITAR SHOWは、かつて山野楽器の主催により開かれていたギターとギター・ミュージックを楽しむ人のための祭典。
残念ながら山野楽器とフェンダーUSAとの事情により現在は開催されていませんが、ギターに特化したイベントとして、ギター・メーカー、アンプ、エフェクター・メーカー、そして楽器店などが多数参加して実に楽しいイベントでした。
TARGIEでは2008年からこのイベントを取材し、一部の動画はYoutubeチャンネルにも掲載してきましたが、今回は今までTARGIEサイトでしか観られなかった2011年のレポートを再公開します。
今では入手困難となってしまったギターや様々なギアたちが登場。もはや懐かしいです。

レポーターはお馴染みの音楽評論家・大野祥之さんと、今や大活躍中の女子ギタリスト、「ちゃっきー」ことSAKIちゃんです!
SAKIちゃんのXはこちら

■日時:2011年6月25日(土)、26日(日)
■会場:TFT HALL
■reported by 大野祥之, SAKI

コンテンツは順次追加されます。

FENDER USA “Tele-bration”

この年FENDERはテレキャスター誕生60周年を記念、”Tele-bration”シリーズと銘打って、2012年4月までの1年間、毎月12機種(14アイテム)の個性溢れるTelecasterをリリースしました。このレポートではその一部を紹介します!

Gibson Custom Shop Jimmy Page “Number Two” Les Paul -Junsei Guitars

ボディやネックの傷まで再現したジミー・ペイジの”Number Two” Les Paulのレプリカが登場!サウンドももちろんスゴいんです! 限定100本ということで発売以来高騰を続け、2025年現在7万ドル近い価格のものも!
Junsei Guitarsのブースから、Sakiちゃんがサウンドチェックします。
Junsei Guitarsはこちら!

3W フル・チューブ・アンプ「Sound-IV」by EFFECT GEAR

今やお馴染みとなった小型ギター・アンプの先駆け、 しかもヴィンテージ・アンプの再現を目指した唯一無二のサウンドを作り出す逸品EFFECT GEARさんの Sound-IVをご紹介します。
なんとこの時EFFECT GEARのブースには秋間経夫氏が。聞けばエフェクト・ギア店主の大須賀さんは秋間さんの古い友人なんだとか。アンプの方は秋間さんのとは違って、ジミー・ペイジ寄りな音でした。
今や入手困難な名器のサウンドをお聴きください。
Sound-IVは現在受注生産となっています。
詳しくはEFFECT GEARさんのサイトをご覧ください。
http://eg-inet.com/sound-4.html

BASSLAB STD-GUITAR from ノイヴェラックス

ユニークなボディ形状で、TGSでもひときわ目を惹いたBASSLABのSTD-GUITAR。SAKIちゃんも「弾いてみたい〜」と興味津々でした。
このギターはドイツ製で、独自開発した樹脂素材を用いてヘッドからボディまでを一体成形したというもの。
軽量で(約2kg!)アコースティックな鳴りが良く、反応も速いとのことで、そのサウンドをぜひお聴きください。
ちなみに色やピックアップ(今回試奏したギターにはEMG搭載)の選択など、非常にカスタマイズの幅が広いので、世界に1本のマイ・ギターが作れます。

6弦以上の製作可能です。2ハムバッカーまたは3シングルコイル, ヘッドレス仕様, サウンドホールの有無など、お客様のご希望にあわせたカスタマイズを承っています。

ノイヴェラックスサイトより

ぜひ、ノイヴェラックスのサイトで詳細をチェックしてみてください。

BassLab | Neuvellaxe

1961 FENDER STRATOCASTER from NANCY

おなじみヴィンテージ・ギター・ショップNANCYから、1961年製フェンダー・ストラトキャスターをご紹介します。ご存じのとおり、スラブ・ボードのこのギター、初めてヴィンテージ・ギターを弾くSAKIちゃんがどんな反応をするか、お楽しみに!しかし、このギターも今や1,000万円近い個体がゴロゴロ。買っとけば良かった…
ちなみに2025/03/05現在、NANCYのサイトで62年製のブロンドが出てますが、価格は無論「ASK」でした。

NANCY:https://www.nancy-g.com/

VOYAGE-AIR GUITARS

今でもちらほら見かける折りたたみ式ギター、Voyage-Air Guitarですが、実はエレキも出していました。
レスポール・スペシャル的なP90搭載のものと、テレキャスター的なものの2機種で、色もTVイエローやレイクプラシッド・ブルー、サンバーストなどなど。
残念ながら2025年現在エレキのラインナップはディスコンのようですが、アコギの方は今も販売中。
最高機種にはL.R.Baggsのシステムがインストールされたモデルもあります。
日本の代理店はないようですが、メーカー直販で買うことができます。
エレキは幻のギターとなってしまいました。

Travel Guitars from Voyage Air
The full size travel guitar that folds in half and fits in it’s included backpack case allowing you to take your guitar ...

CURRENT “Kathy(キャシー)” from Musicland KEY

ヴィンテージ・ギター界隈では有名な仲 比呂志氏が満を持してプロデュースした名品。
テレ・タイプのボディにコンターを施し、ヴィンテージ・ストラトのネックシェイプを採寸、フレットの高さを抑えた高い演奏性・弾きやすさ。Vanzandtピックアップを採用し、サウンドもヴィンテージ・リッチに仕上がっているほか、コントロール・ノブのデザインにもこだわったおしゃれさなど。とてもコスパの良いギターに仕上がっています。すでに生産中止で、中古市場でもちらほら見かける程度ですが、まだ値上がりしていないので、見つけたらぜひ試してみていただきたいです。